57.世界で最も多くの生物化学兵器を使った国は?

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(1)今回のテーマ

 世界で最も多くの生物化学兵器を使ったのは、アメリカである。

 アメリカ軍が最も多く実戦で使用した生物化学兵器は、『枯れ葉剤』である。

 この枯れ葉剤が、インドシナの豊かな土地を破壊し、奇形児を沢山生み出した。




(2)ランチハンド作戦

 ランチハンド作戦(英:Operation Ranch Hand)とはベトナム戦争中の1962から1971年にかけて行われたアメリカ軍の軍事作戦である。

 ベトコンが潜む森林を失わせ、同時に食料を奪う目的でベトナム共和国の農村部一帯に推定1,200万ガロンもの枯葉剤を散布した。

 この作戦は、ジュネーヴ条約違反である。

この悪辣極まりない「枯れ葉剤」を製造していた極悪非道な企業の一つが、モンサント社である。

(3)「エージェントオレンジ(枯葉剤)」

ベトナムでは枯葉剤によって40万人が死亡し、50万人の奇形児や障害児が生まれ、200万人にさまざまな後遺症を残した。

(4)モンサント社

 モンサント社 (Monsanto Company,NYSE:MON) は、アメリカのミズーリ州セントルイスに本社を持つ多国籍バイオ化学メーカーである。

 遺伝子組み換え植物の種の世界シェアは90%。また自社製の除草剤ラウンドアップに耐性をもつ遺伝子組み換え作物をセットで開発、販売している。

 バイオ化学メーカーとして世界屈指の規模と成長性を誇る。

モンサント社を有名にした商品の一つはPCBであり、アロクロール(Aroclor)の商品名で独占的に製造販売した。

ベトナム民衆に塗炭の苦しみを与えた枯葉剤を開発し、製造していたモンサントが、何とベトナムに進出すると言う。

 当然、一部のベトナム人は猛抗議している。

(5)PCB汚染

PCBは現在では外因性内分泌撹乱物質として指定されていますが、その主な人体への影響は性ホルモンの過剰分泌に現れます。

 PCBは体内で女性ホルモンと同じ様な働きをし、体の微妙なバランスを狂わせてしまいます。主な発症例として

・全身の皮膚に見られる炎症、ニキビ

・皮膚への色素沈着

・全身への倦怠感

・月経異常

・副腎性器症候群

・肝機能障害

などが挙げられます。

 これは1968年におきた「カネミ油症」事件の際、被害者の方々に顕著にみられた症状です。

 この事件はカネミ倉庫製食用米ぬか油にPCBとPCDF(=ポリ塩化ジベンゾフラン・ダイオキシン類の一種)が混入する事件が起き、これを摂取した1万4000人の被害者の内1867人が「油症患者」として認定されました。

 この事件による被害者の方々は現在も上記のような慢性的な症状に悩まされ続けています。

 また事件発生当初、油症患者から色素沈着によって皮膚の黒い赤ちゃんが産まれました。

 PCBは体内の脂肪に溶け込み、代謝・排出されずに胎盤や母乳を通して次世代にもその被害を広げています。「カネミ油症」事件世界でもまれにみる公害事件といわれています。

 三菱化成との合弁子会社三菱モンサント化成がPCB製造メーカーの一つであった。

(6)731部隊

 731部隊直系のミドリ十字を内部に組み込んだ三菱ケミカルホールディングスの前身の一つである三菱化成は、ヴェトナム戦争における枯れ葉剤作戦の主役、モンサント社と組んでいたのである。

 ちなみに、三菱モンサント化成は、四日市ぜんそくの加害企業のひとつです。

まったく、底なし沼の極悪企業!

(7)黒い太陽七三一 戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌 その1

 1988年に公開された香港映画。

 日本では、1991年の第2回フリクショナル・ムービー・フェスティバルで『黒い太陽七三一 戦慄!石井細菌部隊』の題で上映され、1993年にビデオ発売されていたが、1995年に『黒い太陽七三一 戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌』の題で劇場初公開された。

この映画は、森村誠一のルポルタージュ「悪魔の飽食」の完全映画化とも言える作品です。

 満州で行われた731部隊の生体実験の様子を、「悪魔の飽食」の記述通りに映像化しています。

 無垢な少年兵の目を通して731を描き出した監督の手腕はただ者ではないと思います。

今回からシリーズでUPしていきます。

ぜひ、目を背けず、最後迄しっかりご覧下さい。



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