513.中曽根康弘は、本当に改憲派なのか?

↑画像 2016 薔薇シリーズ4 グラビアアイドル、ファッションモデル、女優の新川優愛(しんかわゆあ)
(1)池田大作を評価している本澤二郎は、中曽根康弘を改憲派と見なしている。
2016年05月07日付けのブログを読むと、池田大作を評価している本澤二郎は、中曽根康弘を改憲派と見なしている事が解る。
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52137160.html
本澤二郎が池田大作を評価している事は、次の文章を読むと解る。
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52127190.html
上の記事に「池田氏のこの遺言」と書いてあるので、2015年12月27日の段階で、本澤二郎は池田大作が逝去していると判断している事が判る。Wikipediaでは、まだ生きている事になっているが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%A4%A7%E4%BD%9C
235.創価学会の池田大作は逝去したのか?
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-317.html
(2)池田代作
本澤さんは、池田大作が「池田代作」と呼ばれている事をご存じないのでしょうか。「508.衆院補選の池田真紀候補の陣営には、日本の不正選挙の実態を知っている人が誰もいないのか?」で紹介した池田大作のキンマンコ発言と並んで、池田大作を語る上では有名な話だと思うのですが。508はこちら。

↑画像 池田大作のキンマンコ発言
池田大作の代作をしているのは原島嵩<はらしまたかし>・桐村泰次です・篠原善太郎・上田雅一・野崎勲・石黒東洋・細谷昭らである。
★ゴーストライターといえば。。
http://blog.goo.ne.jp/sora559977/e/7743aeff855cb2026beca6ede1504660
★「誰も書かなかった 池田大作創価学会の真実」 2002年7月25日初版 元創価学会教学部長・原島嵩 著
http://cultbokumetsukonzetsu.web.fc2.com/04s06.html
★すべて池田大作の講義は原島嵩が代行してつくったのです
http://matome.naver.jp/odai/2137677746603267801
池田大作は、『小説人間革命』をはじめ、おびただしい著作をこなし、また、数々の講演を行ってきた。しかし、『小説人間革命』は、篠原善太郎(東大卒)の完全代筆であり、その他の書物、講演も、すべて”特別書籍”とよばれるゴーストライター群の代作だった。
特別書籍は、原島嵩氏をキャップに、上田雅一(慶大卒)、桐村泰次(東大卒)、野崎勲(京大卒、)、石黒東洋(東工大卒)、細谷昭(一橋大卒)らで編成され、文字通り「池田代作著作工房」であった。その後、原島嵩は造反したし、人の出入りはあったが、代作師団はその後も健在だった。
”潮”や”第三文明”などに掲載する文化人、学者との対談も、すべてゴーストライターの手によるものだった。トインビー博士との対談も、同様にして作られた。池田大作は、相手と会って食事したり雑談し、写真を撮るだけだった。
池田大作は、カメラをもち歩き、手当たり次第シャッターを切った。そして、”池田大作撮影による写真展”を各地で開いてきた。
しかし、池田がカメラを振り回す時、側に聖教新聞のプロカメラマンが必ず付いて、写真を撮りまくった。その写真が、”池田大作の写真”として公表された。つまり、写真も代作だった。
http://blog.goo.ne.jp/sora559977/e/7743aeff855cb2026beca6ede1504660
参考文献 『懴悔の告発』(1994年)by 元学会顧問弁護士、山崎正友
(3)有名な寸止めジャーナリストの主張:オウム真理教を支配していたのは、創価学会と統一教会。
池田大作の状況はオウム真理教の麻原彰晃によく似ている。本人はそれ程高学歴ではないのに、高学歴の側近達に囲まれている。池田大作も麻原彰晃も、色欲・金銭欲・物欲がすさまじい。よく似ているのは当然かもしれない。有名な寸止めジャーナリストの主張が正しければ、オウム真理教はただのスケープゴートで、黒幕は創価学会や統一教会だったのですから。
(4)憲法改正めざす96歳の中曽根元首相「あと何年生きるか分からないが、この大きな仕事に参画したい」
http://blogos.com/article/111430/

↑画像 改憲に意欲を示す96歳の中曽根元首相
日本国憲法の改正を目指す超党派の国会議員らで作る「新憲法制定議員同盟」は5月1日、東京・永田町の憲政記念館で「新しい憲法を制定する推進大会」を開催した。憲法改正に積極的な各政党の国会議員が登壇し、それぞれの意見を披露した。
現在96歳の高齢ながら、いまも新憲法制定議員同盟の会長をつとめる中曽根康弘元首相も姿をみせ、改憲に意欲を示した。
(5)自民党改憲草案
多くの人々が指摘するように、自民党改憲草案には、究極の独裁政治と言われている北朝鮮の憲法そっくりの条文があちこちにある。
http://mainichi.jp/articles/20150630/dde/012/010/003000c
自民党は、敗戦前の支配層の流れをくむ政党だし、「510.北朝鮮がBBC記者らを拘束し国外退去させた出来事は何を意味するのか?」で綴った通り、北朝鮮は大日本帝国の焼き直し国家ですから、自民党改憲草案に、北朝鮮の憲法そっくりの条文があちこちにあるのは当然なのです。510はこちら。
日本国憲法には権力を持つ者<公務員>の憲法擁護義務が書いてある。自民党改憲草案にも公務員の憲法擁護義務が書いてあるが、その前に「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」と国民の憲法擁護義務が前面に来ている。
つまり、北朝鮮の憲法そっくりの条文があちこちにある民主主義とは対極にある憲法を、国民全員に強制しようという魂胆なのだ!
民主的な価値観から言えば、憲法は国家権力を縛る目的で制定するものです。だから、日本国憲法には、権力を持つ者<公務員>の憲法擁護義務が書いてあるのです。しかし、自民党改憲草案は国民を縛り従わせる性格が濃厚なのです。
自民党改憲草案の前文は『日本国は長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴(いただ)く国家であって……良き伝統と……』と、とても右翼的な文言が冒頭から踊っています。大日本帝国憲法の焼き直しと言ってもいいような雰囲気が濃厚なのです。
「国民の義務」がとても多いのです。現在の日本国憲法にも、納税の義務、勤労の義務、教育を受けさせる義務の三つがあります。
自民党改憲草案では、その三つに加え、「国防」(前文)「国旗・国歌の尊重」(3条)「自由・権利に伴う責任・義務」(12条)「家族の助け合い」(24条)「地方自治体の役務の公平な負担」(92条)「緊急事態宣言下での国・自治体の指示への服従」(99条)「憲法尊重」(102条)と、新たに七つの義務規定を設けた。
自民党改憲草案では、「国の領土・資源の保全」「環境保全」で「国民の協力」が書き込んである。これを「事実上の義務」と見る識者もいる。これを除いて10の義務だとしても、あの北朝鮮の憲法の国民の義務は8なので、それより多い。
つまり自民党改憲草案は、独裁国家の北朝鮮の憲法以上に国民に義務を課すとんでもない改憲草案なのです。
(6)敗戦後の各勢力の憲法草案
日本の敗戦後、GHQが大日本帝国憲法の改正を指示した後、各勢力が憲法草案を作った。後の自民党につながる保守勢力は、大日本帝国憲法の焼き直しと言ってもいいような憲法草案しか作れなかった。国務大臣の松本烝治が 中心となって作成した憲法改正要綱なので「松本案」と言います。
今の日本国憲法に1番近い内容の草案を作ったのは、社会統計学者の高野岩三郎(元東大教授、後に初代NHK会長)の提案により、民間での 憲法制定の準備・研究を目的として結成された「憲法研究会」の草案だった。
高野岩三郎がNHK会長だった時代は、籾井勝人会長の時代と180度近く違っていただろう、局の雰囲気が。
2番目に日本国憲法に近い内容の草案を作ったのは、日本共産党の草案だった。後に護憲政党を標榜する日本社会党も、大日本帝国憲法の焼き直しと言ってもいいような内容の草案しか作れなかった。
(7)力を持っている奴ら程、日本国憲法を守っていない!
納税の義務、パナマ文書の事を考えれば、力を持っている奴ら程、これをはたしていない事が判る。
512.富める者ほどそれに見合った税金を払わない矛盾を許していいのか?
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-729.html
509.いよいよ2016年5月10日日本時間午前3時、パナマ文書の情報公開です! 人々の関心をそらす為のとてつもない大きな出来事が起きてしまうのか?
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-725.html
日本国憲法第15条2項「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。」
3千件以上の批判が殺到しても新宿区にある約6千平方メートルの都有地を韓国政府に貸し出す方針を貫く舛添要一都知事の都税の無駄遣い贅沢三昧は、日本国憲法第15条2項違反と言えるだろう。更に言えば、地方公務員法の信用失墜行為に該当する可能性が高い。
(8)末端の教育公務員は
鳥取県の平井知事は、就任以来32回の海外出張をしているのですが、ファーストクラスの利用はゼロ、ほとんどが随行員をつけない「1人旅」だと、12日に行われた会見で明らかにしました。
「やっぱり東京(都)のような大企業は違うなというのが、中小企業の鳥取県の感覚です」(鳥取県 平井伸治知事)
12日、記者の質問にこう答えた鳥取県の平井知事。舛添都知事の海外出張費問題に人口最少県から皮肉を込めた形となりました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2772267.html
鳥取県の平井知事のコメント、ごもっともなのですが、誤解を招きやすいのので一言付け加えます。都知事は無駄遣い贅沢三昧していますが、末端の公務員、取り分け、教育公務員は、都民の為に自腹を切っている事が多い。それは、鳥取県の教育公務員も同じです。
「505.2016年5月4日に長崎県壱岐市で大地震が発生するのか?」で、米村でんじろうの批判をしました。しかし、私は舛添要一と比べれば、米村でんじろうの方がはるかにましだと思っています。505はこちら。
米村でんじろうが都の教員だった時代、彼は生徒に興味をもたせようと、勤務時間外に自腹を切って数多くの実験を開発しました。舛添要一の発想だと、そうした授業準備にかかったお金も当然都税からと考えるでしょう。教師だって、「都税から出たらいいなあ」とは思っています。でも出ません。米村でんじろうに限らず、皆、自腹です。
(9)舛添知事、2時間生出演も、疑惑に「精査した上で…」と繰り返す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160512-00000156-sph-soci
BSフジ「プライムニュース」(月~金曜、後8時)に12日、政治資金規正法違反疑惑の渦中にある舛添要一東京都知事(67)が2時間にわたって生出演。覚えていて当然のような質問にも「全体をしっかり精査した上で、記者会見で」と判で押したような答えを繰り返した。
司会の反町理フジテレビ政治部編集委員(52)に、これまでにあがっている様々な疑惑を次々にぶつけられ、舛添知事は「間違いがあってはならないので全体をしっかり精査した上で、記者会見で…」と繰り返すばかり。番組では舛添氏の公式ブログに掲載されている“海ほたる”が写っている写真を示し、該当写真が会議で使用したとされる竜宮城ホテル三日月の宿泊棟からでないと撮影できない角度であるとの検証結果を図解付きで示したが、「しっかり精査…」との回答。「このブログを乗せたことも覚えていない?」と追及を受けたが「(ブログには)自分が書いたこともあるし、事務所スタッフが書いたこともある」とかわした。
疑惑に対し「まず解明してお答えする」というスタンスで押し通した舛添知事。「その結果いかんで?」と反町キャスターから進退の可能性を問われると「そういうことではございません。とにかく解明することが私の責任です。あまり先に走らないでください」と次々と繰り出される質問やツッコミに防戦一方だった。

↑画像 2010年4月 心にもない舛添要一の発言
(10)中曽根康弘は、本当に改憲派なのか?
(1)で綴った通り本澤二郎は、中曽根康弘を改憲派と見なしている。本澤二郎に限らず、9割以上の人々がそう考えているだろう。そのような人々は、中曽根康弘はこの記事で解説した北朝鮮の憲法以上に国民に義務を課す自民党改憲草案を支持していると考えているだろう。
実は、中曽根康弘は改憲を主張はしているが、問題が多い自民党改憲草案を支持しているかどうか怪しい。なぜなら、彼は自身で改憲草案を作っているから。そして、その草案は自民党改憲草案とはかなり違うから。
(11)中曽根康弘の改憲草案は、自民党改憲草案と比べると、日本国憲法に近いのではないだろうか?
中曽根康弘は、中曽根個人で1度、会長を務める世界平和研究所で1度、計2度の憲法改正試案を発表しています。
それでは、2005年1月発表の世界平和研究所の憲法改正試案をCHECKしていこう。
http://www.kenpoukaigi.gr.jp/seitoutou/20050128nakasonekaikenan.htm
CHECKしてすぐに気づくのは、かなりの条文が現行憲法と変わらないと言う点である。また、変わっている部分も表現を少し変えただけで、微調整程度の条文が多い。
注目すべきは、第百十六条です。「天皇又は摂政及び内閣総理大臣、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員を尊重し擁護する義務を負う。」
そう、日本国憲法の重要な要素である「公務員の憲法擁護義務」がきちんと明記されている。むしろ、現行憲法より徹底している。現行憲法は第九十九条で、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」となっている。中曽根の案には「内閣総理大臣」が加わっているので、より徹底していると言える。
自民党改憲案の第百二条二項に「国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護する義務を負う。」と書いてあるので、自民党改憲案にも「公務員の憲法擁護義務」があるとは言える。「尊重」と言う言葉と「天皇又は摂政」と言う言葉が削除されてはいるが。
http://tcoj.blog.fc2.com/blog-entry-102.html
しかし、前述の通り、自民党改憲案では、現行憲法にも中曽根の草案にもない「国民の憲法擁護義務」が前面に来ているのだ。
この「国民の憲法擁護義務」は、主要7カ国(G7)首脳会議参加国のうち米国、英国、フランス、カナダにもない。残り2カ国、ドイツ、イタリアはナチズムやファシズムへの反省という歴史的理由から、自由や民主主義をうたう憲法の擁護義務を国民に課している。自民党の改憲草案は自由や民主主義が大幅に後退している。ちなみに、この「国民の憲法擁護義務」は、韓国や豪州はもちろん、何と大日本帝国憲法にもなかった条文なのだ(ただし憲法発布時の「勅語」には「臣民は憲法に対し従順義務を負う」とある)。
中曽根の案は自民党案と同様に、軍備を持つ事が明記されている。そして、国連軍の一翼を担う事が可能になる文言がある。また、天皇を元首にしている。ここは護憲派としては大きな問題だろうし、ここに目を向ければ、現行憲法と大きく違うと言う話に当然なるだろう。
しかし、すべての条文をCHECKすると、中曽根の案は自民党案と比べると日本国憲法に近いと言える。言葉を換えれば、自民党案は中曽根の案をはるかに凌ぐ反動的な草案なのだ。
自民党案は、現行憲法18条の「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」を削除している。これは徴兵制を想定しているのではないかとの憶測をよんでいる。中曽根案は24条に苦役からの自由がきちんと残っている。
自民党案は、現行憲法20条の「いかなる宗教団体も・・・政治上の権力を行使してはならない」を削除している。公明党への配慮と言われている。中曽根案はそれが19条にきちんと残っている。
現行憲法36条では「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」となっているが、自民党の改正草案では「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、禁止する」となっている。ポイントは「絶対に」という言葉が外された事だ。しかし、中曽根案は、41条に現行憲法36条と同じ条文がある。
そのような例は他にも結構ある。自民党案と同じく中曽根案も国防の義務と読める内容が35条にある。しかし、自民党案と比べたら義務はずっと少ない。
中曽根案は、一条に「天皇は、国民に主権の存する日本国の元首であり、国民統合の象徴である。」とあるものの、その後、第一章・国民主権(国民主権、主権の行使方法)第二条「日本国の主権は国民に存し、国民は国会における代表者及び国民投票によって主権を行使する。」となり、現行憲法や自民党案と違い、国民主権が強調されている。自民党案は、第1章「天皇」、第2章「安全保障」である。
http://benkaku.hatenablog.com/entry/2016/02/24/092115
http://www.huffingtonpost.jp/2013/06/19/constitution_n_3466229.html
中曽根康弘は、戦争を経験しているので、本音は「護憲」だと言う人もいる。

↑動画 マギー
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