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389.正義の味方が次々とあの世に逝ってしまうのはなぜか?

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↑画像:2014年9月5日 「報道ステーション」 不自然なテロップ

(1)また一人いなくなってしまった 正義の味方が

「387.サンデー毎日9月7日号が宮崎県都城市で姿を消したのはなぜか?」で、宮崎県都城市の正義の味方のブロガーの不審死について、最近綴ったばかりなのに、また同じような話題を綴る事になってしまった。

http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-545.html

 どうして、こう次々と正義の味方が不審死に至るのだろう。こうした状況はいつまで続くのだろう。

 こうした状況が無くなるのは次の三つの場合しかないように思える。一つはすべて人々が権力の犬になる事。二つ目は多くの人々がこうした状況を知り、知っている人々が過半数を超え、こうした不審死に至る悲劇を防ぐ為に声をあげる事である。三つ目は、正義の味方を不審死に至らせていると思われる勢力を打倒し、正義派が権力を握る事である。

(2)「報道ステーション」の岩路真樹ディレクター 逝去

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↑画像:2014年8月下旬に逝去されたテレビ朝日「報道ステーション」の岩路真樹ディレクター

岩路真樹ディレクターといえば、「324.オリンピック招致で安倍総理が、【福島の子供の未来に責任を持つ】と約束した事は画餅に終わるのではないか?」で紹介した2014年3月11日 (火)放送の「報道ステーション」の「わが子が甲状腺がんに…原発事故との関係は。」の制作担当者である。324番はこちら

324番の記事では2014年3月11日 (火)放送の「報道ステーション」の動画をご覧頂けるように、「下のリンク先をクリックすると、削除されていなければ、当日の動画をご覧になることができます。」と書いて、リンク先を貼り付けた。現在、そこをクリックすると、「エンコーディング中...この動画はエンコード中です、もう少々お待ちください。」と言う文字が出て視聴できないようです。

 この日の「報道ステーション」の動画はUPしても、原発殺人鬼<原発マフィア>のさしがねでやたらに削除されているようだ。こちらも負けてはいられない。現時点での高画質の動画のリンク先を下に貼り付けましたので、ご覧になっていない方はぜひご覧下さい。

http://www.mediafire.com/watch/feow7wj8ts8u98k/20140311Housute_koujousengan_L.flv

 取りあえず、現在、分かっている事は、「練炭があり亡くなっていた」「警察は不自然な点はないと判断」「前日、仕事仲間と約束を交わした」こと。通夜は家族だけ、ということです。

https://twitter.com/sugiyamamasa/status/507306538495901696

(3)正義感あふれるまっすぐな岩路真樹ディレクター

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↑画像:テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」の岩路真樹ディレクター

テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」のディレクターだった岩路真樹ディレクターは、福島の子供達の甲状腺被爆問題や手抜き除染問題などを追っていていた。他にも冤罪事件などに取り組んでいた実績があり、普通のメディアが中々触れない影の部分を取材活動していた。そんな中での突然の急死、警察は死因は自殺と発表。

彼の写真を拝見すると、正義感あふれるまっすぐな目をしている事が判る。また、彼のブログを拝見すると、彼の優しい人柄がうかがえます。ご冥福をお祈り致します

★田中龍作氏のツイート @tanakaryusaku 9月2日
 権力犯罪の兆しをつかむと「田中さん、あの事件おかしいでからね」と目をギラつかせていた。会社の圧力に屈する後輩記者には、「お前ら(権力の)犬かっ」と叱咤していた。自殺するかなあ?

「351.首都圏の危機的状況が隠蔽されるのはなぜか?」で紹介した「放射能防護プロジェクト」に参加している三田茂医師を取材したのは、実は岩路真樹ディレクターだったのです。351番はこちら

351番にも書きましたが、三田医師は、東京・関東の子どもたちの血液、特に白血球の数値が低くなっている、と明らかにしました。

岩路真樹ディレクターによる三田茂医師に対する取材時間は3時間に及んだ。熱心にインタビュー撮影をして帰った。

しかし、結果は351番で綴った通り、「実は東京が危ないということは報道できない」と、全面カットになった。

取材から数日後、岩路真樹氏から三田医師に連絡がありました。「すいません、やはり会議では、先生の取材は流せないことになりました。すいません。」

 このように取材がうまく放送につながらなかった事をきちんと報告してきたディレクターは、岩路真樹氏だけだった。数多くの取材を受けながらそれが放送される事がほとんどない三田医師にとって、岩路真樹氏は印象に残った。彼の誠実な人柄が判る話である。

岩路真樹氏はテレビ朝日の社員ではなく、テレビ朝日の子会社のテレビ朝日映像の社員だそうです。 とは言え、岩路真樹ディレクターは間違いなく、「報道ステーション」の中核スタッフであった。

http://planz.blog62.fc2.com/blog-entry-376.html

岩路真樹氏は、テレビでは放送できないだろうと言うような内容、ボツになるだろうと考えられるような内容でも、自腹で取材をしていた。 まさに、「ジャーナリストの鑑」である!

(4)岩路真樹ディレクター追悼映像 2014.9.3

では、反原発報道の岩路デレクターの追悼映像をご覧頂きましょう。この映像は、2014年8月13日に放映された「報道ステーション」をCMをのぞきそのまま動画化しています。権力側に消される可能性がありますので、お早めにご覧下さい。岩路さんのご冥福を心からお祈りいたします!

2014年8月13日 (水)
◆庭に埋められた大量のごみ…除染作業での不法投棄か

 福島第一原発の事故で放射性物質が付着した地域の除染作業。この時に出た廃棄物を庭に埋めたという内部告発があった。現場は、福島第一原発から約20キロ離れた福島県田村市の住宅。

 地権者が避難している去年7月に除染が行われた。去年11月、地権者の許可を得て 庭を掘ると、告発通りにビニールや瓶などのごみが出てきた。除染を行った業者は「除染前から埋まっていた」と主張。しかし、地権者は重機も使えず「埋めてないし、『埋めてくれ』とも言っていない」と話す。

 「掘り返して確認してほしい」と地権者は市や警察に訴えたが対応はなかった。そこで地権者の要請を受け、我々が再び掘り返したところ、ビニールやプラスチックだけでなく、トタン板やタイヤまで出てきた。なぜ、こんなことが起こったのか。業者を直撃すると、驚くべき実態が明らかになった。


↑動画:岩路真樹ディレクター追悼映像 2014.9.3

この動画について、ジャーナリストの今西憲之氏は、自身のブログでこう綴っている。

動画は、私と昨年からずっと一緒にやっていた、福島県田村市都路のデタラメ除染。  イチエフから21kmくらいの、都路の集落にある民家から、ガラクタが発見されたのは今年4月でした。ワシはすぐに、週刊朝日で書いたのですが、岩路記者はなかなか、放映できませんでした。

 その時、岩路記者から聞いたのは「会社でも、原発に厳しくという側とそうでない側、二つあって、大変」「けど、キャスターの古舘さんは、ええやんって言うてくれるんよ」という話でした。

 そんな中、岩路記者は粘り強く取材を重ねて、放映したのが、先の動画です。

いかに、ひどい状況か、動画を見れば、よくわかります。こういう状況にもかかわらず、福島県警、田村市は現状を「放置」したまま。

 “民家の家主は、放射能をTEPCOにまき散らかされ、国や自治体の除染では庭に放射能まみれのガラクタを勝手に埋められ、福島県警からは「あんたが埋めたんやろう」と犯人扱い。これが、現実。

 “「放送で、原発被災者がデタラメなTEPCO、国、役所に二重、三重の被害、苦しみを受けているのか、わかってほしい」そない、岩路記者は新橋の居酒屋で、ワシに言うとった。

 昨日、葬儀が終わり、岩路記者の自宅にうかがいました。主がいない、閉じられた自宅の玄関先には、岩路記者の大好きなビールがお供えされていました。

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http://www.imanishinoriyuki.jp/archives/40682019.html

(5)きむらゆい ‏@yuiyuiyui11  さんのツイート

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https://twitter.com/yuiyuiyui11/status/507515148509007872

 報ステで8月13日報道された福島県田村市の民家の庭で見つかった汚染廃棄物/この報道は4月に放映予定だった。

 この8分間の放映に岩路ディレクターは命を掛けたのだ。私は怖くて仕方が無い。この国は何処へ向かっているのか。

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↑画像 2014年8月13日放送 テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」

(6)9月5日の報道ステーションの奇妙なテロップ

 冒頭の写真のように、9月5日の報道ステーションで奇妙なテロップが流れた。

番組では、プロ野球関連ニュースをダイジェストで伝えた後、エンディングテーマ曲が流れ、古舘伊知郎氏は、小川彩佳アナウンサーが夏休みを取るため代わりに竹内由恵アナウンサーが出演することを告げた。テロップはこの場面で表示された。

 テロップでは、「原発関連のニュースをきょうも放送できませんでした」「時間がなくなったからです。申し訳ありませんでした」と2行に渡り原発関連ニュースを報じなかったことを謝罪した。

「報道ステーション」ディレクターとして、原発問題の取材を続けていた岩路真樹さんが自殺で亡くなったことを、ジャーナリストの今西憲之氏が自身のブログで明かしているが、この件との関連を指摘する声もある。

 「時間」は「じま」とも読めるため、「路真」(岩路氏の名前の一部)を意味しており、テロップは岩路さんへの追悼文なのではないか、というわけだ。

 仮にそうだとすると、テロップは「原発問題の取材を続けていた岩路氏が亡くなったため、原発関連のニュースをきょうも放送できませんでした」「岩路さんが亡くなったためです」という意味となり、事情を知っている者には意味が通じる、一種の暗号的な追悼文となる。

http://news.livedoor.com/article/detail/9224804/

私は多忙で9月5日の報道ステーションをLIVEで見ていない。ネット情報によれば、9月5日の報道ステーションで、ミヤネ屋のコメンテーターがとつぜん出演して割り込んだと言う。

嘘っぽい「デング熱騒動のニュース」には結構時間をとっていたと言う。時間はあるじゃないか!どうして原発報道しない!

http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/825.html

「9月5日の報道ステーションの奇妙なテロップ」を知って、私はこう推測しました。

 現在、福島第一原発で想像を絶する極めて深刻な事態が急速に進行しているのに、それを原発殺人鬼<原発マフィア>の圧力で放送できないので、せめてもの抵抗をテレビ朝日「報道ステーション」はしているのではないか。

岩路真樹氏は、それをいち早く知った為に、「帰らぬ人」となってしまったのではないか。

(7)がんリスクめぐり激しく応酬〜健康管理のあり方会議


↑動画:がんリスクめぐり激しく応酬〜健康管理のあり方会議

福島原発事故に伴う被曝影響について議論し、福島県内外の健康診断や医療支援策を検討している環境省の専門家会議の第4回目の会合が2014年3月26日に開催され、元国会事故調委員で高木学校の崎山比早子氏と鹿児島大学の秋葉澄伯教授が出席。専門的な立場から意見を述べた。

放射線の被曝はどんな僅かであっても細胞を破壊しリスクが存在すると言い切っている。

(8)岩路真樹ディレクターは、原発殺人鬼<原発マフィア>に殺害されたのか?

 柳澤史樹氏のツイートによれば、岩路真樹ディレクターは、「身の危険を感じている。私が死んだら殺されたと思ってください」と語ったと言われている。

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https://www.facebook.com/fumiki.yanagisawa/posts/10204469636962200?fref=nf

★ネットの書き込み
19 : ローリングソバット(大阪府)@転載は禁止:2014/09/06(土) 12:57:48.21 ID:SKx5D/VX0国民殺しで日本をトリモロス自民党

岩路真樹ディレクターは自身のブログで、「電力会社は大スポンサーなので、こういう批判的な放送は営業や編成からクレームが来るのが常です。そこを乗り切れただけでもすごい。」と圧力がかかることを隠さずに書いている。

http://blog.iwajilow.com/

「34.電車内で女性の下半身を触ったとされる「週刊東洋経済」編集長は冤罪ではないか?」で綴った通り、原発・東電についてかなり突っ込んだ内容を報じていた「週刊東洋経済」編集長・三上直行氏が痴漢容疑で逮捕された。

 34番の記事でも綴ったが、植草一秀氏の場合と同様に痴漢冤罪と考えられる。34番はこちら

 真実を糾す岩路真樹氏。このような骨のある仕事をしていた人が本当に自殺などするのでしょうか? なぜ、テレビ朝日までもこの事実を報道しないのでしょうか?

「169.NHKの森本健成(たけしげ)アナウンサーも、嵌められたのではないか?」で綴った通り、『NHKスペシャル|原発事故調 最終報告~解明された謎 残された課題~』の司会だったNHKの森本健成(たけしげ)アナウンサーが痴漢容疑で逮捕された。この例も痴漢冤罪と考えられる。169番はこちら

「257.テロリストはどっちだ?」で紹介したNHKアナウンサーだった堀潤氏は、福島第1原発事故などを題材にしたドキュメンタリー映画制作した。そのせいかどうか判らないが、報道番組から料理番組への配置換えされた。不満に感じた堀潤氏は辞職した。257番はこちら

ピンク映画の制作者としても有名で浅間山荘事件の映画を作成した事でも有名な若松孝二監督は、「原発映画を絶対やる。東電や国が隠していることをバラす」と公言した。

2012年10月12日、若松孝二監督は、東京都新宿区でタクシーにはねられ重傷を負った。17日夜、搬送先の病院で亡くなった

http://kinokokumi.blog13.fc2.com/blog-entry-3493.html

若松孝二監督は、「映画を撮る人は政府をいつも監視する立場にいなければならない」と主張していた。

http://anarchist.seesaa.net/article/112845684.html

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↑画像:若松孝二監督

「21.2012年1月、地震学者が不審死したのはなぜか?」で綴った通り、日本原子力学会所属で地震工学が専門の千葉科学大危機管理学部小川信行教授が神戸の路上で不審死した。こちらは原発というより、人工地震の口封じでしょうか。21番はこちら

読売新聞広告局の宮地正弘氏は、岩路真樹氏と同様に正義感が強い人物だった。記者会見で東電を激しく追及し、司会から発言を止められた。

2011年6月4日、宮地正弘氏は、国会議事堂から数百メートルの片側4車線の直線道路でひき逃げされた

http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/697.html

ネット上で既に多くの皆様が指摘なさっているように、この季節に「練炭自殺」はあり得ないだろうと私も思う。「371.笹井芳樹氏を殺害した殺人鬼は誰だ?」で紹介した元警察官の警察ジャーナリストで警察内部の問題や世間を騒がせた事件などを独自捜査した黒木昭雄氏が練炭自殺だったのと同じパターンである。371番はこちら

黒木昭雄氏の例は練炭自殺でなく他殺ではないかと私は考える。同じように、岩路真樹氏の例も他殺と考えたいが、違う主張をする方もいらっしゃる。

西牟田靖氏によれば、岩路真樹さんは妻と子の親権をめぐって調停中だった。調停はいわば裁判所を仲介した罵り合い。しかもこのケースで彼に勝ち目はない。相当消耗したはず。別離後もなお共同親権制だったら自殺という悲劇はなかったはず。大半の国は数十年で共同親権制に替わったが日本はまだ単独親権制。制度の遅れが憎い。

西牟田靖氏は、こうもツイートしている。8月30日に自殺した岩路真樹ディレクターの死因を他殺と断じたり、骨太の原発報道を誉めたたえて他殺説を補強するようなつぶやきが多すぎて、卒倒しそうになった。違うって。然るべき説明の機会がなくて悔しい。

https://twitter.com/search?q=from%3Anishimuta62%20since%3A2014-9-3%20until%3A2014-9-6&f=realtime

(9)伝えるべき事を伝えないで、嘘ばかり流す大手マスコミ

岩路真樹氏の自殺<不審死>を伝えるマスコミはほとんどない

私は読売新聞を読んで驚いた。「読売新聞社は、第2次安倍改造内閣が発足した3日から4日にかけて緊急全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は64%で、改造前の前回調査の51%(8月1~3日実施)から13ポイント上昇した。」と書いてある。

http://www.yomiuri.co.jp/election/poll/20140905-OYT8T50022.html

嘘だろうと思った。私の思いが正しい事を証明してくれる番組が、2014年9月6日夕方、MXテレビで流れた。

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 2014年9月6日放送分は、のゲストは、作家の田中康夫氏。 安倍改造内閣誕生!その内幕は?今後の安倍政権の課題を徹底討論! また、田中康夫氏がアベノミクスの課題と日本経済の現状を徹底解説! 後半は、今さら聞けない『大臣・省庁』の基礎講座。

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