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231.チャベス大統領はアメリカ<CIA>に殺害されたのか?

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↑追悼 ウゴ・チャベス ベネズエラ・ボリバル共和国大統領 1

(1)貧しい家で育ったチャベス! 貧しい家で育った福田元昭

前の記事で、「貧民の味方・チャベス大統領は体調が悪化したとのこと、早期の回復をほぼ地球の反対側より祈っています。」と綴った。その記事をUPして約7時間後、TVニュースが訃報を伝えた。

 尊敬していた政治家だった。ウゴ・チャベスは貧しい家で育った。私・福田元昭も貧しい家で育った。そうした生育歴のせいか、社会の底辺から台頭してきた国家指導者に共感を感じることが多い。

金持ちの家で育った政治家でも、共感を感じる場合もある。今世紀に入ってからの日本の金持ちの家で育った首相だと、鳩山由紀夫福田康夫には多少の共感を感じた。

(2)チャベス大統領が死去 ベネズエラ

ベネズエラのチャベス大統領
↑ベネズエラのチャベス大統領

がん闘病中だった南米ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が5日、死去した。58歳だった。マドゥロ副大統領が明らかにした。

 チャベス氏は1999年に大統領に就任。「21世紀の社会主義」を掲げ、中南米に次々と誕生した左派政権の先頭に立って反米路線を貫いた。

 2011年から4回にわたってがんの手術を受け、昨年12月の手術以降は公の場に出ていなかった。2月に公開された数枚の写真が、一般市民の知る最後の姿となった。病状や経過の詳細は明かされなかったが、術後に呼吸器感染症を起こしていると伝えられていた。

 チャベス大統領は在任中、同国の石油生産量を大幅に増やし、その収益を貧困層救済の事業にあてた。一方で、反対派の政治家やメディアに対する弾圧と権力の集中が、国際社会から批判を浴びた。

 米国の「帝国主義」を攻撃する過激な演説で知られ、06年には国連総会でブッシュ前大統領を「悪魔」と呼んだ。キューバのフィデル・カストロ前議長と親交が深く、イランなど反米国家とのつながりを強めた。自身を含む南米指導者にがんが多発しているのは「米国の陰謀」ではないかと発言したこともある。

 昨年10月の大統領選で4選を果たしていたが、死去を受けて新たに大統領選が実施される。大統領自身は昨年末、後継者としてマドゥロ副大統領を指名していた。

(3)<ベネズエラ>チャベス大統領ひつぎと数万人行進

↑チャベス大統領のひつぎに最後の別れを告げるため路上で待つダニー・メンドサさん=ベネズエラ首都カラカスで2013年3月6日、堀山撮影
↑チャベス大統領のひつぎに最後の別れを告げるため路上で待つダニー・メンドサさん=ベネズエラ首都カラカスで2013年3月6日、堀山撮影

【カラカス堀山明子】反米左派政権の代表格だった南米ベネズエラのチャベス大統領の死去から一夜明けた6日、遺体は首都カラカスの病院から士官学校へ約6時間かけて移送された。大統領のシンボル色の赤いTシャツを着た数万人の市民が「大統領は生きている」と叫び、30度を超える最高気温の中ひつぎと行進。市街中心部は一時交通まひ状態になった。

 花が飾られたひつぎは午前中に病院前を出発。チャベス氏が学んだ士官学校まで8キロの道のりをゆっくりと進んだ。暫定大統領に就任したマドゥロ副大統領が一団を先導。1カ月後の大統領選に向け、チャベス氏の後継としての存在感を示す狙いとみられる。

 チャベス氏のポスターを手に数時間前から沿道でひつぎを待っているという地域活動家の女性、ダニー・メンドサさん(37歳)は「私はただの主婦だったが、彼が地域に貢献する意義を教えてくれた」と語り、貧困層を支援したチャベス氏の功績を涙ながらにたたえた。

 ひつぎが近づくと、「チャベスとともに」との大合唱が沸き起こった。その後も人垣は増え続け、一歩も進めない状態に。昨年退職したという男性、ホルヒ・マルケスさん(63歳)は「この熱狂こそがチャベス氏が我々に与えてくれたものだ。南米の誇りはそれまでなかった」と語った。

 地元メディアによると、国葬が8日に行われる。6日にはチャベス氏と連携してきたボリビアのモラレス大統領やアルゼンチンのフェルナンデス大統領ら各国首脳が弔問のためカラカスに到着した。

(4) 2013年3月7日 朝日新聞朝刊12面 ベネズエラ チャベス大統領死去 南米情勢に影響必至 一部 抜粋

 中南米の左派指導者は一斉に死を悼んだ。

 貧しい家で育ったチャベス。

 「ベネズエラの新たな歴史の章が始まる」 オバマ大統領が5日に出した声明は追悼の言葉もなく、まるでチャベス氏の死を祝うかのようだった。

★チャベス大統領の歩みと語録
1992年 クーデターを企て、失敗。「目的は達成できなかったが、次の機会が来るだろう」
98年 大統領に初当選
2002年 外遊先のスペインで「新自由主義は地獄への道だ」
06年 イランを訪問し、イスラエルのレバノン侵攻について「イスラエルはヒトラーを厳しく批判するが、似たようなことをしている」
国連総会で演説したブッシュ米大統領について、「昨日、ここに悪魔がいた。まだいやなにおいがしている」
11年 がんの手術をうけたと公表。「CIAはがんにする技術を開発したのではないか」
12年10月 大統領選で4選。「日ごとに良い大統領になると誓う」

★中南米の主な反米左派政権
キューバ 1959年 フィデル・カストロ氏が政権奪取
ベネズエラ 98年 チャベス大統領選出
ボリビア 06年 モラレス大統領就任
ニカラグア 07年 オルテガ大統領就任
エクアドル 07年 コレア大統領就任

(5)逝去を悼む Vol.? ウゴ・チャベス ベネズエラ・ボリバル共和国大統領

改めまして、ウゴ・チャベス ベネズエラ・ボリバル共和国大統領のご冥福をお祈りいたします。

ブログ開設以来、時々、誰かが逝去されると、追悼記事を書いてきた。前回は「192.中沢啓治の怒りを受け継ぐのは誰か?」で紹介した中沢啓治だったでしょうか。

朝のニュースで訃報が流れると、ウェブ上に「CIAに暗殺された」との声が多数溢れた。 

2ch「この人国民に絶大な支持があったよね」「C・I・Aはやることがエグいな」「癌もすっかり暗殺手段として定着したねえ」「ベネズエラの油田はアメリカが全部頂きます」

(4)の今朝<3月7日>の朝日新聞の記事の抜粋の「★チャベス大統領の歩みと語録」をお読み頂きたい、

11年に注目すると、「CIAはがんにする技術を開発したのではないか」と言うチャベス大統領の発言が載っている。

実は、日本のマスコミはほとんど取り上げていないが、チャベス逝去後、ベネズエラのマドゥロ副大統領が、故チャべス大統領にがんウィルスを注入したとして、アメリカを非難しました。

日本のマスコミがほとんど取り上げないと言えば、ネット上ではかなり有名なチャべス大統領の発言が(4)の朝日新聞の記事にはまったく掲載されていない。

チャベス語録を掲載している新聞は多いが、この発言を取り上げた日本の新聞はおそらく皆無だろう。さあ、この発言っていったい何?

次の記事に続きます。ぜひお読み下さい。良かったら、拍手をクリックして下さい。

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