199.2013年、がんを患う子供たち続出するのか?

(1)[原発事故から3年目]続出するのかがんを患う子供たち [2013年のココが知りたい] (日刊ゲンダイ2012/12/31)
◆このままでは再びチェルノブイリの悲劇が
2013年は原発事故から3年目となる。あの時、枝野官房長官が言い放った「ただちに人体に影響はない」の「ただちに」が、もはや期限切れを迎えつつある。
福島県では事故当時18歳以下の子ども36万人を対象に甲状腺検査を続けている。これまでに検査結果が出た9万6000人の43%に「しこり」や液体の入った袋嚢胞(のうほう)が見つかり、10代半ばの女子1人が甲状腺がんと診断された。
県の調査メンバーは「事故以前に発症していた可能性がある」と、女子のがんと原発事故との因果関係を否定したが、「隠された被曝」などの著者で、内部被曝(ひばく)の危険性を研究する琉球大の矢ケ崎克馬名誉教授は事態の深刻さをこう解説する。
「チェルノブイリの北方に位置するベラルーシでは、事故の翌87年からがんの発生率が増加しました。さらに5年後には50倍規模に増えています」
今回の事故で放出された「セシウム137」は半減期が30年。事故当時に大量の放射能を浴び、セシウム137を取り入れてしまった子どもたちの体内では、今でも放射線が出し続けられていると考えていい。
「98年にベラルーシのゴメリ大学の学長だったバンダジェフスキー博士が、亡くなった子どもたち70人の臓器を解剖すると、甲状腺に1キロあたり平均1200ベクレルのセシウム137を検出しました。また、8つの臓器もセシウムに侵されていて、その量は同じように内部被曝した大人の平均2倍に及んでいました。すでに福島県では1人の少女ががんと診断されたのです。このまま、抜本的対策を打たず、放置し続ければ、がんに侵される子どもはどんどん増えるばかりです」(矢ケ崎名誉教授)
チェルノブイリ周辺では当時14歳以下の子どもだった6800人以上が甲状腺がんを患っている。発症が目立ったのは、事故から4~5年後だ。今すぐ手を打たなければ、チェルノブイリの悲劇は間違いなく、この国でも起こってしまう。
(2)福島県立医大の山下俊一副学長が、今年度で福島県立医大を去る 。
拙ブログの「61.嫌がる被ばく者を連行し、裸にして性器の形に異常がないかまで調べた奴は誰だ?」や<60.「放射能の市民計測は禁止した方がいい」と主張したのは誰だ?>や「 59.山下俊一は、現代の石井四郎か?」や「58.山下俊一は殺人鬼か?」などで取り上げた山下俊一が、あと約3ヶ月で福島県立医大を去る 。
福島県二本松市では一万人の子供に異常が見つかっているようです。安全デマを広めた山下俊一のせいです。(1)の記事にある通り、この一万人の子供達の中でがんを患い夭逝する子供が出ないことを祈ります。
山下俊一の辞職は、とんずらでしょう。安全デマを振りまき、多くの人々を内部被曝させた人間の屑です。
山下俊一よ、「殺人鬼」とか「人間の屑」とか書かれて不愉快だったら、私を名誉毀損で訴えなさい。ただ、私は「人間の屑」とは断定したが、「殺人鬼」とは断定していない。「殺人鬼か?」と読者に問いかけただけである。58番の記事の中で、「殺人鬼山下俊一」と言う表現が出てくるが、あれは転載記事なので、私が断定したのではない。
裁判になれば、自ずとあなたの悪辣極まりない行為が、天下万民に知れ渡ることだろう。長崎で被曝されたあなたのお母様も、あの世できっとあなたの行為を悲しく思ってらっしゃるでしょう。被爆二世のあなたが福島で行った事を、他の被爆二世の皆様が知ったら、どう思うでしょうか。
★ 福島の子供の36%に、放射線被曝による甲状腺異常
2012年3月、福島県の38,114人の子供たちに超音波検査を実施したところ、36%の子供の甲状腺に、異常増殖、嚢胞(のうほう)もしくは結節(シコリ)があることが分かった。

これは、もちろん福島第一原発由来の放射能による被曝が原因であるが、このように1年もたたないうちに、これだけ大勢の子供に症状が表れることは、チェルノブイリ事故のときにもなかったし、長崎で被爆した子供たちにおいても見られなかった。
また、チェルノブイリ原発事故後、5年目から10年の間にかけて行われた調査によると、甲状腺に結節(シコリ)ができた子供は全体の1.74だった。
オーストラリアの小児科医ヘレン・コルディコット医師が、「(福島原発事故後)1年も経たないうちに、子供たちの甲状腺に結節や嚢胞ができたり、甲状腺の初期異常が見られるというのは、どうみても正常ではない。これは、福島の子供たちが、非常に高い線量の放射能を浴びたという意味だ」と述べた。

こうした事実をマスコミは報道しない。だから多くの人々は知らない。福島県民でも知らない方がいらっしゃるのではないだろうか。
そうした中で、日刊ゲンダイは(1)に掲載した記事を昨年<2012年>末発表した。賞賛に値する。
山下俊一は、2011年、まだ福島第一原発から放射性粒子が今以上雨霰と子供たちの頭に降り注いでいる中、親御さんたちに「10ミリシーベルトなんか問題じゃない。どんどん外で遊ばせてください」と、福島県内で講演して回っていました。本当にひどい奴です。「年間100ミリシーベルト浴びても人体に影響は無い」とも豪語しています。
この山下俊一の発言については、「59.山下俊一は、現代の石井四郎か?」でも紹介済みです。山下俊一が「放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています。酒飲みの方が幸か不幸か、放射線の影響少ないんですね」とも語ったことも記載した。
↑山下俊一の「福島の人は被曝しても大丈夫・洗脳セミナー」
こんな愚かなロジックに多くの人々がころっと騙されたりするんですね。笑うとNK細胞がPOWERFULになり病気になりにくいと言うのはデータ的に実証されていますが、さすがのNK細胞も放射性物質には勝てません。
上の動画にあるように、福島での講演会で、山下俊一は、「福島は世界に冠たる名前になった。広島、長崎も負けた。」とに言っています。会場から笑い声があがりました。
笑っている場合ではないと思うんですが。私には、笑っている人々が、12月の衆議院議員選挙で原発を推進してきた政党に投票している姿と重なって見えました。もし不正選挙が確かだとしたら、誰かに唆されてその不正に手を染めている人々とも重なりました。
日本の国土や周辺の海がこれだけ核汚染されているのに、それをもたらした人々を支持するなんて、私には狂気の沙汰としか思えません。福島原発事故は、外国勢力による核テロと言う説があるものの、国はそれを認めていない現状においては、原発を推進してきた勢力に1番責任があると言えるでしょう。それなのに、権力側はそうではない人々に責任を押しつけようと、何人かの人々を起訴し、あわよくば逮捕しようと画策しているようですが。何て、卑劣な奴らなのだ。なお、この件については別の記事で綴っていくつもりです。いつになるかわかりませんが。
「カレイドスコープ」の筆者は、山下俊一の講演会で笑っている人々を、「体たらく」「堕落」と表現している。私は山下俊一に騙されている人々をそこまでこき下ろす気にはなれない。マスコミの大本営発表報道を鵜呑みにしている人々は、講演会の会場で笑っていた人々と大差ないと思うから。
山下俊一が福島県の人たちに対して発言してきたとんでもない内容が、世界的な番組「デモクラシーNOW」によって全世界に披露されました。そうしたすばらしい番組を日本の茶の間に流していた「朝日ニュースター」は支配層から弾圧されるわけです。「朝日ニュースター」ついては、「44.311が人工地震だとすると、阪神大震災は?」と「149.山本美香を殺害したのは誰だ?」で紹介した。
それにしても、山下俊一は、なぜ、このような大嘘を福島県内で拡散しまくったのでしょうか?
「カレイドスコープ」Wed.2012.08.22付けの記事の表現を引用すれば、疫学調査に有意性を与えるだけの母集団が欲しかったからです。つまり、自分の研究の為にたくさん人々のデータがほしかった。その為には、多くの福島県民に内部被曝してもらい、何らかの症状が出てほしかったと言うことですね。これを悪魔と言わずして何と言えばいいでしょう。2012年3月に、私が「59.山下俊一は、現代の石井四郎か?」と言う記事を書いた意図がお解り頂けるでしょう。そちらの記事もぜひすべてお読み下さい。
「カレイドスコープ」Wed.2012.08.22付けの記事から更に引用を続けましょう。
大規模な被曝者の母集団は、福島第一原発事故クラスの核災害でなければ得られないからです。
ヒロシマ、ナガサキでも、悪魔的機関のABCCによる被爆者(妊娠中の女性)の母集団の追跡調査が行われましたが、母集団自体が小さかったため、得られた調査に有意性が認められないとされてしまったのです。
一方、直接被爆した人たちは次々と亡くなっていきました。一切の治療が成されることなく。そして死亡した後は解剖され、臓器の被爆状況を調べられたのです。
これは、この日本の官僚が、アメリカに協力したからできた身の毛もよだつ凶悪犯罪です。<引用終了>
拙ブログは開設以来まだ1年程度しか経っていないが、ABCCのことをかなり取り上げている。「37.子供の甲状腺癌発症は郡山だけか?」と「58.山下俊一は殺人鬼か?」と「59.山下俊一は、現代の石井四郎か?」と「61.嫌がる被ばく者を連行し、裸にして性器の形に異常がないかまで調べた奴は誰だ?」と「192.中沢啓治の怒りを受け継ぐのは誰か?」で取り上げた。
「58.山下俊一は殺人鬼か?」の(2)福島子供甲状腺人体実験始まるで記したが、「山下俊一」と「殺人鬼」の二つのキーワードを入れてググると<ヤフると>結構HITする。今では拙ブログもHITする。ー(*≧∀≦)ノ
(3)広島・長崎・福島 実験台
2012.05.08 Tue 23:53:29にUPした「108.逮捕された河野化山運転手は”替え玉”か?」で記載したたのしくわかる日本史100時間 (下)で、私は広島への原爆投下は人体実験の意味合いがあることを記述した。1986年のことであった。これについては、「192.中沢啓治の怒りを受け継ぐのは誰か?」の続編として、「広島原爆が落ちるときに、いつもなるはずの空襲警報がその時だけならなかったのはなぜか?」で綴りたいと思います。
山下俊一にとっては、福島の人々、とりわけ、子どもが実験対象であった。
山下俊一だけでなく、佐藤雄平福島知事も100ミリシーベルトでも大丈夫だと言っている。
旧ソ連でチェルノブイリ原発事故が起こったとき、5ミリシーベルトで強制避難だったのに。
旧ソ連が存在していた頃、資本主義国の日本のマスコミは、社会主義国ソ連を悪し様にひどい国だと印象操作していた。国民の生命を守るのは国家の重要な任務だが、旧ソ連は311後の日本と比べたら、はるかにその任務を果たしていた。日本の場合、その任務を放棄していると言えるかもしれない。だとしたら、日本はもう国家の体をなしていない。不正選挙も囁かれているし、それが事実なら、今の政府は正当な政府と言えないしね。
この国の多数派は、日本が国民の生命を守ると言う点において、旧ソ連以下だと言うことを判っていない。
「カレイドスコープ」Wed.2012.08.22付けの記事から更に引用を続けましょう。
マスコミが隠蔽に加担しているのをいいことに、この殺人知事と、殺人県庁職員、日本のメンゲレ博士をさらに元気付けたのが、野田佳彦です。
日本甲状腺学会の理事長である山下俊一は、早い時期に甲状腺追加検査をするなというメールを、会員の病院に一斉送信していました。
福島や隣県のどこの病院に行っても検査を断られた、という福島の住民の証言が相次いで出ていました。
さらに、原発ガン創薬利権の「彼ら」は、「総理から、甲状腺の追加被曝検査をさせないように福島県民に言ってくださいよ~」と、野田佳彦に要望していたのです。
野田佳彦は、あっさりこれを引き受け、「追加被曝の検査をさせない」ことにしたのです。
野田佳彦のような精神に決定的な問題のある人間が、首相の座に居座り、こうした惨いことを平気でやっている、まったく倒錯した世界があるのです。
世界は、こうした経緯をしっかり見ていて、「日本では犯罪者が政治家になり、子殺しが医師をやっている」と書いているのです。日本人として、これほど情けなく、悔しいことはありません。
ところで、福島の弁護士会、医師、医療ジャーナリストたちは、いったい何をやっているのか。今まで、まったく動きがないのは不可解。こうした内情など、とっくに知っていたでしょうに。
彼らは、簡単な血液検査さえも受けられないようにされて、福島の子供が、まさに死ぬかもしれないというときに、まだ腰を上げるつもりがないようです。
いつまで、この閉塞状態が続くと思ったら大間違い。今しか見えない人々は愚かです。惰眠を貪っていられるのは、そろそろ終りなのです。<引用終了>
「61.嫌がる被ばく者を連行し、裸にして性器の形に異常がないかまで調べた奴は誰だ?」で綴った通り、チェルノブイリ原発事故を過小評価して裁判にかけられたフランスのペルランと同様に、山下・佐藤・野田を起訴・逮捕すべきである!
と私は思っているが、先程も綴った通り、起訴・逮捕されるべき人たちが起訴・逮捕されずに、どうもそれとは違う人々が起訴・逮捕されそうな気配である。それを断じて許してはならない!

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