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176.自民党は本当に変わったのか?

右翼ばかりになった自民党
↑自民党は原発推進政党

(1)超タカ派に生まれ変わった自民党 「国防軍」「集団的自衛権行使」 選挙戦でだんまり 2012年12月10日(月)付け しんぶん赤旗

 自民党の安倍晋三総裁は9日、東京都内の遊説で、「3年前自民党は政権を失った。この深刻な反省からスタートした。もう一度結党の理念を見つめ直し、そして政策を鍛えあげた」と、これまでの遊説と同じフレーズで切り出しました。自民党はどう生まれ変わったのか。

★「保守政党」

 政権を失った自民党は2010年1月の党大会で、党立て直しの出発点として新綱領を作りました。新綱領は政策の基本点の第一に「新憲法の改正」をすえて改憲政党の性格を鮮明にしました。福祉政策面では「自助自立する個人を尊重」として、公的な責任を投げ捨て個人責任を基本とする立場を明確にしました。「伝統」と「家族、地域社会、国への帰属意識」などを強調し、復古主義、国家主義の政党に生まれ変わるとしました。一方、「民主主義」という言葉を消してしまいました。また、結党時に掲げた「国民政党」の看板も「保守政党」と塗り替えました。

 安倍総裁を筆頭にした自民党は、改憲・国家主義的な保守政党に変わった―これが安倍総裁が語る「新生」自民党の本当の姿です。

 新保守政党として衣替えした自民党は、総選挙政策で「日本を取り戻す」をキャッチフレーズにして、「憲法改正により自衛隊を国防軍として位置づけ」「集団的自衛権の行使」「自衛隊の人員・装備・予算の拡充」「教科書検定基準の抜本的に改善」といった一連の9条改憲・軍拡路線を前面に出しているというわけです。

★右傾化を指摘

 このため、解散総選挙が行われれば自民党が第一党になる可能性がでてきたこの夏以後、尖閣問題も重なって国内外で、日本の右傾化が指摘されてきました。米ワシントンポスト紙(電子版9月21日)は「(日本は)右傾化への重大な変化の真っただ中にあり」と書きました。自民党の河野洋平元総裁さえもが「自民党という政党はずいぶん幅の狭い政党になった。かつて自民党は、日本の保守全体をにらんでいた。保守のなかの右翼だけになった…」(9月16日、TBSテレビ番組)と嘆きました。

 “日本の行き過ぎた右傾化にはアメリカのオバマ民主党政権も喜ばず警戒的”と見る日本政治研究者のジェラルド・カーティス米コロンビア大学教授は「日経」(3日)紙上で「日本が右傾化して大きく変わる可能性があるというニュースが多くなっている。しかし、そのように変わってほしくないというのが、日本の有権者の気持ちだろう」と話しています。

★国民だまし

 安倍総裁は8日の地方遊説で、選挙戦公示前まで声高に叫んでいた「国防軍」「集団的自衛権行使」の発言を控えました。自民党支持の流れを削(そ)ぐため党内から「使用禁止」とされているからだといいます。本音を封じ込めるのは、やはり国民から支持されないことが分かっているからです。裏を返せば、多数を確保したあとで本音を通していくという、あってはならない国民騙(だま)しのやり方です。

(2)右翼ばかりになった自民党

読者の皆様、お早うございます。昨日<11日>は巨大地震が起きずに終わりましたね。今日も陰謀論からすれば、2012年12月12日と、12が三つ並ぶ日ですので、巨大地震が起きる可能性は高いと言えるかもしれません。

前回の記事で大雪についても取り上げましたが、大雪の為、山の遭難者が出てしまいましたね。勤務校の山岳愛好会の顧問としては、他人事とは思えません。

 (1)の文章は、革新政党とされる日本共産党の機関誌からの記事である。私は、同和問題に関する見解や小沢問題など、日本共産党の見解とは違う見解を持っている部分も少なくないのですが、この記事に関しては、私の思いを代弁しているので、転載させて頂きました。

日本共産党は同和問題は解決済みと言う立場で、日本共産党系の同和団体だった全国部落解放運動連合会<全解連>は、2004年4月3日に事実上解散し、東京で翌4月4日に発足した全国地域人権運動総連合<全国人権連>に「発展的に転換」<改組>してしまった。

私は同和問題はまだ解決していないと考えている。2003年から2004 年にかけての連続大量差別はがき事件や、拙ブログ「167.マスメデイアは、小沢一郎と国民に謝罪すべきではないか?」で取り上げた『週刊朝日』差別事件など、解決していないと主張できる材料はとても残念なことに結構あるのが現状である。

167番の記事でも書いたが、ほぼ同じような内容を書いていた『週刊新潮』2011年11月3日号と『週刊文春』2011年11月3日号に対しては、橋下市長はツイッターでの批判でとどめているのに、『週刊朝日』に対しては、なぜあのような対応をとったのだろうか?

この疑問に関する私の見解は別稿に譲りたい。

167番の記事で、私が部落解放同盟東京都連合会と関連がある組織である東京都同和教育研究協議会の会員であると綴った。だからといって、私は、部落解放同盟の考えや行動にすべて賛成してきたわけではない。

(1)の記事に出てくる「9月16日のTBSテレビ番組」を私も見ました。河野洋平元総裁の発言に全く同感でした。なので、いつかこの発言を拙ブログに取り上げようと思っていました。

CIAの手先とも言われているジェラルド・カーティスの発言を取り上げるあたりが、最近の日本共産党の本質を示しているのかもしれない。こうした面があるので、リチャード・コシミズらから「自民党の別働隊」などと揶揄されるのかもしれない。

また、日本のあり方に大きな影響を与えているとも考えられるジェラルド・カーティスが、日本経済新聞でそのような発言をすると言うことは、アメリカの支配層と日本の多くの人々は、もしかしたら、右派色の強い政権を望んでいないのかもしれない。

いずれにしても、自民党は本当に変わった。右翼ばかりになった。

(3)階級政党←→国民政党 保守政党←→革新政党

(1)の記事では、「国民政党」とか「保守政党」と言った言葉が出てくる。日本の政党史を簡単に概観しよう。敗戦前の政党は、「国民政党」と言うよりは、「階級政党」だった言えるかもしれない。寄生地主や資本家に階級的基盤を置く「階級政党」と労働者や小作人に階級的基盤を置く「階級政党」の二つがあった。後者は無産政党と言う。

 無産政党の中で、日本共産党は侵略戦争と天皇制に反対<現在は護憲政党ですし、近年の党の主張を聞いても天皇制容認と言える。>した為、多くの党員が投獄され、1933年には壊滅状態になった。

日本<にほん>共産党以外の無産政党は、1940年に大政翼賛会に合流して、侵略戦争に協力した<させられた>。

 敗戦後、日本共産党以外の無産政党にいた人々は、日本社会党に集った。1955年10月、その頃、左右に分かれていた日本<にっぽん>社会党が合同した。危機感を感じた保守政党も合同した。これが所謂「保守合同」である。こうしてできた政党こそが自由民主党である。ここから所謂「55年体制」がSTARTし、1993年夏迄続いた。「55年体制」は、保守政党VS革新政党の時代であった。革新政党とは、
日本社会党と日本共産党のことである。1964年に創価学会を強力支持母体とする公明党が誕生した。この政党と民社党が中道政党という位置づけであった。

「55年体制」の時代の1970年代半ば迄、労働運動がそれなりの力を持っていたので、現在と違って貧富の差は縮小傾向にあった。そうした背景のもと、所謂「自民党から共産党迄」、国民政党であることを標榜した。

なお、社会主義国に政党が一つしかない理由は、資本家階級が打倒され、階級対立がないからとされる。

(4)最新のHIT・CHART

 2012年12月17日付オリコン週間シングルランキングを制したのは、AKB48の新曲「永遠プレッシャー」でした。島崎遥香をセンターに据えた「じゃんけん選抜」によるシングルで、10作連続のミリオンセラーを達成した。年間ランキングでは、今年もAKB48のシングルがトップ5を占めることになりました。

 2012年12月17日付オリコン週間シングルランキングNO1に輝いたAKB48の 「永遠プレッシャー」は、初動107.3万枚、週間初登場1位。「2012年東京都知事選挙」CMソング。UHA味覚糖「ぷっちょ×AKB48」CMソング。

 拙ブログ「61.2009年のオバマ大統領誕生と2012年の韓国人ラッパー・PSY<サイ>の成功は、アメリカ合衆国でアフリカ系・アジア系の人々に対する差別や偏見が無くなったことを意味するのか?」で紹介した前作「UZA」(7種)の初動は1位・112.9万枚であり、「永遠プレッシャー」は、約5.6万枚減となった。売上減の原因としては、通常の選抜メンバーではなく、9月に開催された「じゃんけん選抜」メンバーによるシングルであることと、いつも開催されている通常盤の全国握手会が行われないことなどが考えられている。

 1位獲得は16作連続・通算16作目。発売週の売上で100万枚を突破する「初動ミリオンセラー」の達成は「Everyday、カチューシャ」から9作連続となり、自身が持つ歴代1位の記録をさらに更新した。累積売上のミリオンセラー達成は「桜の木になろう」から10作連続(通算11作目)となり、連続記録ではB'zの13作連続まであと3作に迫り、通算記録ではB'zの15作に次ぐ単独2位に浮上した。

 なお、通常盤の各パッケージのC/WにはSKE48、NMB48、HKT48、OKL48(フジテレビ系「めちゃめちゃイケてるッ!」で披露されたスペシャルユニット)の楽曲が収録されている。



Week of December 15, 2012 付けのBillboard Hot 100のNO1は、Rihannaの「Diamonds」でした。これで、12月1日付けから3周連続全米NO1となりました。なお、その前の全米NO1HITのMaroon 5の「ONE MORE NIGHT 」は、12/09/29-12/11/24の9週連続の全米NO1となり、12/06/23-12/08/18の9週連続の全米NO1のCarly Rae Jepsenの「CALL ME MAYBE」タイ記録となりました。



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