171.チェルノブイリの80倍!福島の甲状腺異常が急増するも、「県民健康管理調査」検討委員会は危険はないと主張している! この主張を信用していいのか?

福島 子どもの病死者数の推移
↑「福島県子どもの病死者数推移」2010年と2011年の比較

(1)昨年の夏以降に、福島の子どもたちの体に異変が起こっている!

上の折れ線グラフは、中山憲医師が、「政府統計の総合窓口・人口動態調査」から、2011・2012年の「月報(既報)・月次」各月の、「(保管表)死亡数,性・年齢(5歳階級)・死因簡単分類・都道府県(20大都市再掲)別」にある福島県データを用いて作成しました。
 
7月以降の病死者数に大きな変化が現れています。通常、病死者は冬春に多く、夏秋は少ない傾向が全国的にあります。これは大人も子どもも同じです。
 
 しかし、2011年は夏秋の病死者数が多く、ほぼ直線的に累計数が増加しています。
もしもこの傾向が2012年も続いた場合は、“統計上の有意差”となりうるほどのハイペースで、子どもの病死者数が増加したことがより明白とんるでしょう。

 このような現象が起こることはとても稀なことで、全国でも僅かしかありません。宮城県や岩手県では起こっていないことです。昨年の夏以降に、福島の子どもたちの体に異変が起こっている可能性を疑わざるを得ません。

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(2)チェルノブイリの80倍!福島の甲状腺異常が急増するも、検討委員会は危険はないと主張!

 原発被害を受けた福島県内の子供に甲状腺異常が拡大していることが指摘されてきたが、さらに状況が悪化していることが明らかになった。

 福島県が主催している「県民健康管理調査」検討委員会の第9回会合が昨日<2012年11月18日>、福島市内で開催された。提出された資料によると、検査対象となっている福島県内の子供57,840人のうち42.1%にあたる24,731人に甲状腺異常が発見された。
 
 前回の調査では35.8%だったので、半年で10%近くも増加したことになる。ちなみにチェルノブイリ原発事故における甲状腺異常の割合は0.5%程度だったので、80倍もの高い数値ということになる。
 
 調査結果を説明した福島県立医大の鈴木真一教授は、原発事故との因果関係は不明だが、危険はないとしている。海外メディアの取材に対して鈴木教授は、甲状腺異常が増えた原因として「子供たちが海藻類を多く食べたのではないか?」と小学生並みのコメントを残している。

 もちろんこのコメントを信じる人はほとんどいない。いつものことだが、大手マスコミはこの調査結果をまともに報道していない。
 
 朝日新聞は11ミリシーベルトを被曝した住民が1名いたという内容のみを報道している。日本経済新聞は、女子1名にがんの疑いがあったという記事があるだけだ。
 
 重要なのはマクロ的なデータであって、個々の症例ではない。チェルノブイリ原発の80倍もの高い異常が発見されているという重大事実は、事実上伏せられたままだ。これもいつものことではあるが、ドイツなど海外では積極的に報道されている。

 人体で放射能の影響を受けるのは甲状腺だけではない。というよりも、甲状腺異常くらいしか、具体的に調べる手段がないので、積極的に調査対象として取り上げられているにすぎない。甲状腺異常の背後には無数の健康被害が隠れているのである。
 
 免疫機能の低下によって、本来なら問題なく治癒できたはずの病気で死亡する、手術後の状況が悪化して死亡する、あるいは抗ガン剤の副作用が悪化して死亡するなど、因果関係の特定が不可能な事例を含めれば、相当な範囲に放射能の影響は及んでいるはずだ。
 
 史上最悪といわれたチェルノブイリ事故の40倍のデータが出ているという事実は重く受け止めなければならない。だが県をはじめ行政関係者は能天気そのものだ。

 今回の検討委員会では、事前に内容をすり合わせるために「秘密会」を開いていたことも明らかになっている。
 
 それにしてもこういった調査内容を隠匿したがる公務員の頭の構造はまったくもって理解不能である。自分達の子供も危険にさらされているのである。子供の健康を犠牲にしてまで守りたいほど、公務員の立場はおいしいのだろうか?

(3)福田元昭の思い

確かに、日本の大手マスコミはこの調査結果をまともに報道していない。森光子の報道にあれだけの時間を割くなら、その分の時間を削り、こちらを報道すべきだろう。尼崎親族変死事件の報道にあれだけの時間を割くなら、その分の時間を削り、こちらを報道すべきだろう。角田美代子被告の件より、福島の子供達の健康の方がはるかに重要だろう。もし報道すると、「NHKスペシャル|原発事故調 最終報告~解明された謎 残された課題~」の司会をした森本健成アナウンサーのように、女子大生の胸を触ったなどと決めつけられ逮捕されてしまうのだろうか?

確かに、海外ではこのニュースは積極的に報道されている。それは、何も海外に行かなくても、NHK・BSで確認できる。

 福島県の浜通りでは 全国の人々が嫌がる岩手・宮城の瓦礫より明らかに放射線量が高い瓦礫を、一般ごみとともに焼却している。

 浜通りの住民は、大阪や島田の人々のように反対したいのだが それもできずにいる。(2)の記事の最後で、公務員批判が展開されている。実は末端の公務員でこうした状況に苦悩している自治体労働者はいる。上からの統制が厳しいのである。福島県立医大の鈴木真一教授は、山下俊一と同様に、殺人鬼のレッテルを貼っていいのかもしれない。

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