1761.ベネズエラでアメリカ合衆国が画策するマドゥロ大統領追放のクーデターが起きるのか? PART2

↑画像 2019年正月・晴れ着<振り袖>特集29 〒101-0021 東京都千代田区外神田二丁目16番2号 神田明神 HKT48 宮脇咲良
(1)ベネズエラ経済を破壊するアメリカ合衆国
「1760.ベネズエラでアメリカ合衆国が画策するマドゥロ大統領追放のクーデターが起きるのか? PART1」の続きです。1760は完成後、写真を3枚挿入しました。申し訳ありません。よかったら再度ご来訪下さい。
1760の(12)に書いたベネズエラのハイパーインフレは、西側では時として「残忍な社会主義独裁政権の失政により生じた」といわれたりしていますが、長年にわたり社会主義政権の壊滅に執念を燃やすアメリカ合衆国がベネズエラ経済を破壊したからだと言えます。
米帝はマドゥーロ政権を潰したいのです。その為に経済を混乱させているのです。こうしてベネズエラは不安定化し、カリブ海には新手の海賊が出没する様になりました。
(2)オバマの大統領命令
2015年、バラク・オバマが、“ベネズエラはアメリカ合衆国の国家安全保障と外交政策にとって並はずれた途方もない脅威”だと宣言する大統領命令を出した。この命令が経済制裁を課するには必要だった。経済制裁は、アメリカの大企業や個人が標的にされた国と事業ができないだけではない。ベネズエラと経済取り引きをするあらゆる国も経済制裁の対象になるのだ!
ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、CNN、MSNBCや他のマスコミは、ベネズエラの荒廃を報じるが、危機的状況をもたらしたのがアメリカ合衆国だということは決して暴露しない。経済制裁ゆえに ベネズエラは売れない石油を持っている。個人でさえ、ベネズエラへの送金のような単純なことをするのを禁じられているのだ!
不条理極まりない事にこうした現実を、日本のマスコミやwikiはまったく伝えていない。マドゥーロはシリアのアサドと同様に日本のマスコミによって不当な扱いを受けている。
(3)経済制裁は目には見えない戦争
アメリカの商業マスコミは、反ベネズエラ・プロパガンダの揺るぎない猛攻を続けている。ワシントン・ポストは、ベネズエラ“海賊”について、いきまき、ニューヨーク・タイムズは、エクアドルは必死のベネズエラ移民に圧倒されていると報じている。
不幸なことに、プロパガンダはかなりの程度成功している。“社会主義は機能しない、ベネズエラを見れば良い”というのは良くあるセリフだ。日本でもそうですが、公の場で話す機会がある人物が、真実を暴露するのは極めてまれだ。ベネズエラの悲惨は、まずはオバマ政権時代、そして今トランプ政権下で続いている経済制裁がもたらしたのだ!
ベネズエラ政府とベネズエラ国民に対する経済制裁が、ベネズエラのハイパーインフレと飢餓をもたらした。かつて、あの地域の羨望の的だったベネズエラの医療制度を壊滅的な状態にしたのはアメリカだ。経済制裁は目には見えない戦争だ!
(4)ゲバラを崇拝するベネズエラ大統領マドゥーロ

↑画像 チェ・ゲバラ
http://taidan.org/?p=638
「1566.トランプ暗殺計画失敗 」の「(5)左翼の何割かを占める覚醒なさっていない方々」で、「 CIAがチェ・ゲバラを暗殺して51年。ゲバラのようになりましょう!」とベネズエラ大統領マドゥーロが語った事を紹介しました。
(5)右翼マスコミによる洗脳
以上の様に国家指導者が左翼でも、右翼マスコミによる洗脳があるので、マドゥロ大統領追放のクーデターが起きると、それに加わる人々は結構いるかもしれません。
ベネズエラにおけるボリバール革命の開始以来、主流マスコミは、右翼連中と巨大企業の手にしっかり掌握されている。主流マスコミの全てではないが、その大半がそうした有様だ。
大半のジャーナリストが、チャベスを、そして後には、マドゥロを支持しているのに、仕事を失うのを恐れて、政府に関して、前向きなことは何も書けないほど恐れている。
ベネズエラでは、彼らの大半が、全くの嘘を書くことを事実上容認されている。良く言えばベネズエラには「報道の自由」があるという事だ。故にマドゥロ大統領が独裁者だという批判は「的外れ」と言える。
「1762.ベネズエラでアメリカ合衆国が画策するマドゥロ大統領追放のクーデターが起きるのか? PART3」に続きます。

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