139.高橋克也容疑者の「液体はサリンだとは思わなかった」との供述は傾聴に値するのではないか?

(1)高橋克也容疑者逮捕 「液体はサリンだとは思わなかった」と供述
15日に逮捕されたオウム真理教の高橋克也容疑者(54歳)が、地下鉄サリン事件について、「液体はサリンだとは思わなかった」と供述していることがわかった。
高橋克也容疑者は、地下鉄サリン事件で実行犯の豊田 亨死刑囚(44歳)を犯行現場の駅まで車で送ったとして、殺人などの疑いが持たれている。
これまでの調べに対して高橋容疑者は、「豊田死刑囚を乗せて都内を運転していた時に、持っている袋の中を見たら茶色い液体が見えた。サリンは無色透明なので、サリンとは違うと思った」と供述しているという。
一方、逃走用のキャリーバッグからは、松本 智津夫死刑囚(57歳)の写真や著書のほか、松本死刑囚の説法を録音したカセットテープが見つかり、留置先の赤坂警察署では、「蓮華座(れんげざ)」を組んでいて、依然、教団の影響下にあるものとみられている。
高橋容疑者は16日午後、弁護士と接見して以降、取り調べに対して「わかりません」、「言えません」を繰り返し、書類には署名をせず、調書も見ない状態だという。
(2)防衛庁の巨額の「裏金」資金
地下鉄サリン事件の前日と前々日には、防毒マスク・メーカーの重松製作所の店頭株式が大量に「防衛庁関係者によって購入され」、サリン事件で大幅に値上がりした同社の株式を売却し、防衛庁の巨額の「裏金」が作られた。
自衛隊は、「サリン事件が起こる事を、事前に、知っていた」。
地下鉄サリン事件の「前日に」、自衛隊と機動隊は、合同で「毒ガス・テロ事件」対策訓練を行っていた。
自衛隊は、「毒ガステロが、起こる事を、事前に知っていた」。
(3)「地下鉄サリン事件」と呼ばれている事件
この事件は、1995年3月20日午前八時から九時にかけて地下鉄数路線に一斉に発生した謀略事件である。
何者かによって用意周到に準備されたものであるが、その情報は公安警察幹部と自衛隊化学学校などの一部に、3月17日ごろにかけて事前に知らされていたのである。
それを示すのが(2)の記事である。
この事件に限らず、謀略事件の真実を知ろうとする場合、初期報道が事件の実体を知る上で極めて重要である。
時間が経つにつれ、言論統制が真実を隠蔽することになる。
(4)サリンとは
高橋容疑者は「車内で茶色の液体を見たが、サリンは無色透明なので違うと思った」と供述している。
サリンとは、神経中毒剤の一つである。無色・無臭の液体である。
こうして考察すると、高橋克也容疑者の供述は傾聴に値する。
サリンの沸点は摂氏一四七度だが気化しやすい。生体に吸収されると急速にアセチルコリンエステラーゼを阻害して神経麻痺(まひ)を起こし、嘔吐・痙攣(けいれん)・縮瞳などの症状を示す。
致死量0.5ミリグラム程度。第二次世界大戦中、ドイツにおいて殺虫剤の製造過程で発見された。〔Sarin は、四人の開発者の頭文字からとった。〕
密閉した空間でなら、100mgのサリンを1/1000秒人体に作用させるだけで確実に死に至らしめることが可能と言われている。吸入しなくても皮膚から吸収するので、ガスマスクだけの使用では防備不十分と言われている。
1995年3月20日午前11時、ここで説明した通りサリンではないかもしれないのに、記者会見で警視庁寺尾捜査一課長はサリンと断定した。
あまりにも手際が良すぎる。
(5)原発殺人鬼<原発マフィア>は人間の屑・・・この表現は私<福田>の表現です。
東京の広瀬隆です。
大飯原発の再稼働について、福井県の西川一誠(いっせい)知事が自ら「安全論」を語りだしました。
ご承知のことと思いますが、私は、西川知事がどのような人格であるかを知りながら、昨年の福島原発事故のあと先月までは、彼の言動が「原発再稼働を直ちに容認せず」であることから、批判を控えてきました。
むしろ、賞讃することによって、引っ込みがつかなるように西川発言を引用して、褒めてきました。しかしここに来て、その正体を現わした以上、黙っていることはできません。
福井県内の自治体首長たちにまつわる原発業界からの利権は、すさまじいものであります。
一昨年2010年3月7日の朝日新聞の報道にあるように、西川一誠・福井県知事、河瀬一治・敦賀市長、高木毅(つよし)衆院議員の三人は、その代表者です。
金のことだけなら、目をつぶっても構いません。しかし、長い間にわたって原発利権によって危険性が隠蔽される事実を目にしてきた私たちは、彼らがトンデモナイことを考えてきた人脈であることを、現在の日本国民に伝える義務があると感じます。
「原発は電源三法交付金や原発企業からの協力金があり、たなぼた式の金だ。放射能の汚染で50年、100年後に生まれる子供がみんな障害者でも心配する時代でない」
1983年に、この信じ難い暴言を発したのが、当時の全国原子力発電所所在市町村協議会会長・高木孝一です。
この発言は、毎日新聞の報道にあるような、なまやさしい表現ではなく、ここに全文の引用を憚るほどの恥ずべき言葉でした。
この協議会が、全国の原発立地自治体の総本山として、54基の原発を建設させてきたのです。そして昨年、朝日新聞に報道された高木毅衆院議員が、その息子なのです。
福島原発事故の前に報道されていた通り、西川一誠は原発立地県の最高責任者として、住民の生活を生命を守るにふさわしくない人間です。
そのような人物が、大飯原発の再稼働を容認することは、報道界にとって、取り上げて深く論証すべき、重大な問題ある事実でありましょう。
これからも私たち日本人は、こうした人間集団に命を預けるのか。子供たちの命を、西川一誠らの福井県内自治体に預けるのか。このまま、原発が動き出してもいいのか。
2012年6月16日 広瀬隆
↓西川一誠ら福井県自治体の正体・金の亡者.pdf




スポンサーサイト