1066.近年、福島県の相馬郡飯舘村と双葉郡葛尾村で、女の子が生まれる比率が異常に高いのはなぜか?

↑画像 欅坂46 長濱ねる 2018年2月24日 長崎ランタンフェスティバルのメインイベント“皇帝パレード” 皇后役でパレード出演
https://twitter.com/neru_nagasaki/status/970268130072150019
(1)めげ猫「タマ」の日記 「国連科学委員会(UNSCEAR)報告書」は誤っている可能性大 所々抜粋 一部修正
2018年3月14日の2本目です。
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2462.html
福島県の地方紙・福島民友は福島県川内村村民の放射線の遺伝的影響を心配する声に対し、「国連科学委員会(UNSCEAR)報告書」を引用し「いまだ正しい理解が浸透していない」と報じていました。同報告書は事故2年後の2014年4月に発表されたものであり、その後の経緯にてついて検証されておらず誤っている可能性が高いと言わざるを得ません。

↑画像 事故によって福島は汚染されました。航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(2025年9月12日~11月4日測定) 2026年02月02日 (KMZ, CSV)」の数値データを元に,<めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線>に示す手法で3月11日時点に換算 避難区域は<避難区域見直し等について - 福島県ホームページ>による
図に示す様に今も福島は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト<国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について>を超えたエリアが広がっています。事故から7年を経て福島は汚染されています。
事故によって福島県飯舘村は全村が避難区域になりました<飯舘村 - Wikipedia>。福島県飯舘村に住んでいた渡辺菜央さんは2011年5月に開かれた東京電力の説明会で「将来結婚したとき、被ばくして子どもが産めなくなったら」と質問しました<みんゆうNet 原発災害・「復興」の影-【10】“放射線と向き合う” 固執すると別のリスクが高まる恐れも(福島民友ニュース)>。

↑画像 「産めなくなったら・・」と質問する福島県飯館村の女性
その後は彼女の質問の通りとなりました。以下に福島の合計特殊出生率を示します。

↑画像 福島の合計特殊出生率
図に示す通り、事故があった2011年と翌年に低下しています。一人の女性が一生に産む子供の数の平均の数です。2012年の福島は特異的に子どもが生まれ難くなりした。このようなことは同じ被災地でも岩手や宮城では起こっていません。

↑画像 福島および隣県と全国の合計特殊出生率推移

↑画像 福島県の自然死産率の推移
福島では事故後に自然死産率は全国平均の1.5倍に跳ね上がっています。渡辺菜央さんは「産めなくなったら」と質問しました。その後の福島では合計特殊出生率が低下し、自然死産が増えました。彼女の言った通りになりました。
でも、安倍出戻り内閣の対応は違います。福島産を避ける行為を「風評被害」と非難し、福島で放射線を恐れる方は「リスクリスクコミュニケーション」と称し、福島は安全との刷り込みを行っています。
福島県の地方紙・福島民友が報じるところでは、環境省は3月8日に、福島県福島市でリスクコミュニケーション活動報告会を開きました。その中で福島県放射線健康リスク管理アドバイザー兼長崎大原爆後障害医療研究所教授の高村昇氏は、福島県川内村民に「震災から現在までに受けた線量で、将来生まれてくる自分の子や孫への健康影響があると思いますか」と「ある」「たぶんある」と答え、17年調査でも4割に上ったことを報告しました。
国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))は次世代への影響について「識別可能なレベルで増加することは予測されない」としてるが、いまだ正しい理解が浸透していない現状について高村氏は「きちんと説明し続ける努力が必要だ」と指摘したそうです。
記事を見る限り「国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))」の報告(以下報告書と略す)を根拠にしているようです。同委員会は国連によって設置された常設委員会で、幾つもの報告書を出しています。当該記事はどの報告書かは明示していません。
(=^・^=)なりに調べると、「2011年東日本大震災後の原子力事故による放射線被ばくのレベルとその影響」の表題のようです。2014年4月に発表されたもので、「福島原発事故の結果として生じた放射線被ばくにより、今後がんや遺伝性疾患の発生率に識別できるような変化はなく、出生時異常の増加もないと予測している。」としています。
報告書は「出生時異常の増加もない」としていますが、福島では自然死産が増えたのは「↑画像 福島県の自然死産率の推移」の通りです。偶然に起こる確率を計算したら、統計的に差がるとされる5%を下回る1.3%でした。出生異常は起きています。さらには、合計特殊出生率の低下が示しように、福島だけで特異的に子どもが生まれ難くなりました。
放射線の身体的影響には、早期効果と晩発効果の二つに分けられます。早期効果は、一度に大量の放射線を被曝した後数週間以内に現れてくる障害です。晩発効果は、被曝後しばらく症状の現れない潜伏期間があるものをいいます。発癌も晩発効果に含まれます。甲状腺癌も直ぐに現れる訳ではありません。
放射線影響研究所は広島や長崎で遺伝的影響が生じていない根拠に、出生時異常(死産等)が無い事や、性比(生まれて来る赤ちゃんの男女の割合)に無い事をあげています。ところが出生時異常(死産)は事故後に有意に増えています。生まれてる赤ちゃんの男女比は大丈夫でしょうか?
福島原発事故では2種類の避難地域が設定されています。福島第一原発から20km圏内に設定された「警戒区域」と、その後に放射線量が高いことが判明し新たない避難区域となった「計画的避難区域」です。「警戒区域」は事故翌日の2011年3月12日ですが、計画的避難区域が設定されたのは1ヶ月以上も過ぎた2011年4月22日です。
全村が計画的避難区域となった福島県飯舘村で概ねの避難が完了したのは2011年6月22日です。計画的避難区域はいわば逃げ遅れた避難区域です。葛尾村もほぼ全域が計画的避難区域になりました。飯舘村や葛尾村の皆様はいわば「逃げ遅れた避難者」です。
以下に飯舘村・葛尾村合計の赤ちゃんの誕生数を示します。

↑画像 飯舘村・葛尾村合計の赤ちゃん誕生数(各年1年間)但し、2018年は1月のみ。
ほぼ全域が計画的避難区域となった2村(飯舘村、葛尾村)の2012年以降の赤ちゃん誕生数を合計すると
男の子 162人
女の子 231人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.5%でした。通常は男の子が多く生まれるので異常な事態です。
国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))」の報告は、「福島原発事故の結果として生じた放射線被ばくにより、今後がんや遺伝性疾患の発生率に識別できるような変化はなく、出生時異常の増加もないと予測している。」と主張していますが、
・「がん」について言えば、その後に福島の子どもを対象とした甲状腺がん検査で、放射線影響を強く疑わせるデータが出ている。
・「遺伝性疾患」について言えば、放射線影響研究所は広島や長崎で遺伝的影響が生じていない根拠に、出生時異常(死産等)が無い事や、性比(生まれて来る赤ちゃんの男女の割合)に無い事をあげています。ところが、事故後の福島では自然死産が増加し、さらには合計特殊出生率が低下した。逃げ遅れた避難区域(飯舘村・葛尾村)で生まれて来る赤ちゃんの男女比が逆転した。
・「出生時異常の増加もない」について言えば、事故後に福島では「自然死産」が増加した。さらには合計特殊出生率が低下した。
などと、福島では報告書と違った現象がみられるようになり、報告書は誤っている可能性が高いと言わざるを得ません。
福島県の地方紙・福島民友は、「いまだ正しい理解が浸透していない現状」と報じていますが、福島の皆様が同報告書の内容を信じ放射線に対する警戒を止めて、リスクが上がることが心配です。
福島では怪しげな報告書を元に「安全」が主張されているようです。出戻る前の安倍総理は質問主意書の回答で「我が国において、非常用ディーゼル発電機のトラブルにより原子炉が停止した事例はなく、また、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない」「原子炉施設の安全を図る上で重要な設備については、法令に基づく審査、検査等を厳正に行っている」「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全の確保に万全を期している」「経済産業省としては、原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」とし、今後も原子力の安全確保に万全をつくすことを回答したそうです。
その後に福島原発事故が起き、およそ原子力の安全確保に万全をつくしていない事が、事故報告書で明らかになりなした。福島県は2011年2月25日に福島第一原発3号機の安全を確認したと発表しました。事故前の東京電力も原発は「安全」だと主張していました。でも大事故です。三者とも「嘘」を言っていたのは明らかです。そして同じ方が福島は安全であり福島を避ける行為を「風評被害」としています。およそ福島の皆様は信じないと思います。
福島県伊達市産米の全量全袋検査数が約19万件になりました。同市は人口約6万人の市なので、市民が食べるには十分な量です。同市あたりのお米は福島県の中でもごく限られたこの地域でしか獲れない「幻の中通り産コシヒカリ」だそうです。福島県は福島産米は全量全袋検査で「安全」だと主張しています。3月12日は大阪で福島産米のPRイベントが行われます。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産米はありません。

↑画像 福島産米が無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県伊達市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
(2)シリア
★シリアダマスカス近郊で爆撃継続 犠牲者1031人に
https://jp.sputniknews.com/incidents/201803114657397/
★シリア - 二都市の陥落
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/--405f.html
★シリア軍は東部ゴータから多くの家族の出口を確保
https://blog.goo.ne.jp/tumuzikaze2/e/2d15113e115c1629fe9067d49d0d8a21
よーすけ @yoshimichi0409 これで東グータの戦闘は事実上終結に向かう。だが米英は無理やりダマスカスを攻撃しようと躍起になっているもよう。もし攻撃すれば米露戦争に発展する。対露協調派のティラーソン解任→ネオコン戦争屋のポンペオが後任で現実味を帯びてきた。トランプは果たしてどうするのか?
https://twitter.com/yoshimichi0409/status/973596886056579072
(3)イタリア
★イタリアで勝利した「五つ星運動」が教えてくれること(前編):長周新聞より
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/2066076.html
★イタリアで勝利した「五つ星運動」が教えてくれること(後編):長周新聞より
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=155095
★イタリアのカゼルタを超巨大竜巻が直撃し、世界遺産の街がカオスに見舞われる
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/2066179.html
(4)アメリカ
★CIAに初の女性長官
https://jp.sputniknews.com/us/201803144665433/
★米政府の陣容を一新するという情報が流れているが、それで政策も一新されるのか?
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201803110001/
★新米国務長官、ティラーソン氏の後釜、ポンペオ氏の名言集
https://jp.sputniknews.com/us/201803134665096/
★米国で国務長官がティラーソンからポンピオCIA長官に交代、新CIA長官は拷問に関与してきた人物
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201803140000/
↓動画 プーチン オバマ

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