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80.福島原発4号機の終わりは、世界の終わりか?

桜吹雪 しゃがむ夏帆
↑桜吹雪 しゃがむ夏帆

(1)東電:4号機でプール冷却システムのポンプ自動停止-福島第一原発

 東京電力福島第一原子力発電所4号機で、今日<2012年4月12日>午後2時44分ごろ、使用済み燃料プール冷却システムの異常を知らせる警報が作動し、ポンプが自動停止した。東電は漏えいの有無などの確認を行っている。東電が同日、電子メールを通じて発表した。

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これって、電子メールじゃなくて、きちんと全国ニュースで放送すべき内容なのではないでしょうか。

 新聞は多少報道してますが、TVは全くと言っていいくらい報道してないですね。京都の交通事故北朝鮮のミサイル発射計画の話が中心ですね。こんな有様だから、「マスゴミ」なんて言われるんですね。

前述の通り、日高市長の件もTVはほとんど報道しないし。

(2)「核兵器工場ではないか」との噂がある福島原発4号機の有様

 核兵器工場説は、別の機会に綴ることにする。

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●【原発崩壊】福島第1原発から放射性物質ダダ漏れ!

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 「分水嶺となる阿武隈山系から、F1(福島第1原発)を洗い流すように太平洋に地下水が流れている」

 事故以来、福島第1原発の遮蔽対応に当たっていた馬淵澄夫原発事故担当首相補佐官(当時)は、2月21日の自由報道協会の会見で、驚きの事実を次々に明かした。

 「使用済み燃料プールのある4号機は雨ざらしになっており、天井がドスンと落ちる形で爆発し、当時からそのまま海洋に汚染水が流れ出している状態だ」

 建設会社に勤めていた馬淵議員は、事故後の4号機の中に入った唯一の国会議員で、現在の政府の事故対応を批判している数少ない当事者の1人。だが、馬淵氏の重要な発言が、マスコミで報じられることはめったにない。まるで「馬淵証言」が存在していないような報道ぶりだ。

 馬淵氏の言う通りであるならば、当然に福島や周辺の海は放射能で汚染されており、そこにすむ海洋生物も危機にさらされているということになる。

 海はつながり、水は流れ、魚は移動する。だが、日本政府とマスコミはこの自明の念を忘れたかのような対応を続けている。

 例えば、昨年4月、国際環境NGOのグリーンピースは海産物の放射能調査を日本政府に打診した。結果は、世界で2例目となる「拒否」であった。その状態はいまなお続いている。

 当時、そのグリーンピースとともに東日本の各漁港を取材していた私は、わかめや昆布などの海藻や魚介類の中に、高いレベルの放射能汚染個体のあることを知り、さっそく自身の「メルマガ」や「週刊文春」でリポートした。

 その直後、猛烈な批判の声が寄せられる。ツイッターなどでも「魚が危ないというデマを流すな」「寿司屋の敵は死ね!」と罵(ののし)られる日々が続いた。

 そうした声の中で励ましの声をくれたのは、何と、当の福島の人たちだった。

 「上杉さん、ありがとう。それこそ俺たちが一番知りたかったことだよ」(いわき漁港の漁師=現在も休漁中)

 「海が好きだから、本当のことを知りたかった。ありがとう」(同県いわき市のサーファー)

 いまなお、東京電力福島第1原発からは、海洋への放射能汚染が続いている。米国海洋調査会社ASRによれば、その汚染は東北太平洋岸を北上し、すでに北海道南東岸にまで達している。

 北海道のタラとサバの缶詰めから、放射能汚染が見つかったのは昨年夏のことである。

 しかし、政府もマスコミも、その事実を黙殺したままである。

■上杉隆(うえすぎ・たかし) メディアカンパニー「NO BORDER」代表、元ジャーナリスト。1968年、福岡県生まれ。テレビ局、衆院議員秘書、米紙東京支局記者などを経て、フリージャーナリストに。政治やメディア、震災・原発事故、ゴルフなどをテーマに活躍した。著書に「官邸崩壊」(新潮社)、共著に「報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪」(幻冬舎新書)など。社団法人自由報道協会

(3)今日<2012年4月12日>午後9時23分の時事通信の情報

4号機燃料プール、冷却停止=配管で水漏れ20リットル―東電

 東京電力は12日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却システムが自動停止したと発表した。

 停止前の同日午前11時の水温は28度で、東電は1時間に0.5度ずつ上昇するとみているが、当面は問題はないという。

 東電や経済産業省原子力安全・保安院によると、12日午後2時45分ごろ、4号機燃料プールの冷却システムでポンプが自動停止した。

 調査したところ、廃棄物処理建屋1階で、燃料プールとつながっている配管接合部から放射性物質を含む水が約20リットル漏れているのを発見。建屋外への流出はないという。

 配管には燃料プールの冷却水が流れており、東電は「放射性物質濃度は1ミリリットル当たり数10ベクレル」と説明している。(2012/04/12-21:23)

(4)ようやくTVでも報道!

報道したのは、日テレNEWS24である。その報道が正しいとすれば、漏れたのは20リットル程度で、水漏れはすでに止まっているという。

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止まったから報道したのかな。止まらなかったら、一部の特権階級の人々だけが逃げて、民衆は阿鼻叫喚の地獄絵図になったのかな。

(5)もし水漏れが続いたら?

日テレNEWS24の報道が正しいとしても、今後もまた水漏れをするかもしれないので、これを考えることは、すこぶる大切である。

転載開始

使用済み燃料プールに冷却した水を送り込むポンプが作動しないと、プールの水温は、プールの中に格納されている使用済み燃料が出す崩壊熱によって、時間の経過とともに上昇する一方となり、100℃付近に近づくと、蒸発が始まります。

 その場合、外からプールに水を注入できないと、最終的には空炊き状態になって、プールで放射能火災が発生します。

 そうなれば、誰も近づくことはできなくなります。ジ・エンドです。

 それを東電は「1時間に0.5度ずつ上昇するが、当面は問題はない」と言っています。「当面は」です。

東電の発表によると、プールの水温は、午前11時の時点で28℃ということてだすから、それから12時間経過した現在(午後11時)の温度は、28+0.5×12=34℃ということになります。

 このまま一晩寝て、明日の朝起きたとき、冷却システムのポンプ停止以外に何もトラブルが発生していなければ、プールの水温は、

 34+0.5×8=38℃となります。これが明日の朝の午前7時の温度ということになります。

 この温度では、まだ蒸発は始まりませんが、明日中に冷却システムのトラブルが改修され、再び、使用済み燃料プールに冷却水が送られない状態が続くと、やや深刻な事態になるかもしれません。

 冷却システムのトラブルが複雑で、短時日のうちに補修ができない場合は、修理をいったん諦めて、昨年の3月18日の深夜に行ったように、外からの放水などによって、プールに水を満たすことができるかもしれません。

 今のところ、今まで心配されているような事態には至らないようにみえます。

 この冷却システムの水漏れは、やはり地震によるものであると思われます。度重なる地震がもっとも警戒されることには変わりがありません。

 常に、最悪の場合を考えて準備しておくことが必要です。

転載終了

 そう言えば、明日は13日の金曜日ですね。

 今回も「黒い津波」についてふれずに終了となりそうです。

(6)4号機プールが爆発したら

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↓4号機が持ちこたえた場合の核死地図2014年4月
瓦礫焼却;苫小牧、高知、大阪、京都、山形、秋田、青森、東京を想定
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今日<2012年4月12日>午後11時51分頃、東北地方で震度4の地震がありました。

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